セピア色のパリの落とし物

パリの国立自然史博物館(Muséum national d'histoire naturelle)を初めて訪れたのは、もう15年ほど前になります。


国立自然史博物館 .jpg



当時、6歳くらいだった息子と東京からパリに通っていた私は、子供が喜びそうな場所はパリ中どこでも見て歩きました。

たくさん訪れた場所の中でも、リュクサンブール公園と並んでこちらの博物館のことを息子はとても気に入っていました。


国立自然史博物館 パリ .jpg




パリの国立自然史博物館は、1635年、ルイ13世(Louis XIII)の勅令によって「王立薬用植物園(Jardin royal des plantes médicinales)」が創設されたことに始まりました。


薬草植物園という名の通り、色々なハーブが植わった庭園も素敵なのですが、ここを初めて訪れた日は真冬で寒かったので、室内に入って「進化の大ギャラリー(Grande Galerie de l'évolution)」の壮大な動物の展示物を見学しました。


動物の群れが、決然と前に進んでいくかのような姿で展示されている様子に親子で声を上げたのを覚えています。






その日、館内のトイレで息子が毛糸の帽子を忘れてきてしまいました。

閉館間近に出口を出てから気づいて、守衛さんに帽子をなくしたことを話したら、すぐに探してくれて、トイレのお掃除の方が見つけて届けてくださいました。



パリは、スリが多かったり、落とし物をしても見つからないというイメージがありましたが、なくしたはずの帽子がちゃんと出てきて、とても嬉しかったです。



日が暮れて、外はとても寒くなっており、毛糸の帽子がないとホテルまでの道のりを帰るのは辛かったので、暖かい気持ちで帰途に着いたことを憶えています。





あれから15年。。。

あのときの新鮮なときめきは色あせてきたけれど、古い映画を見ているようなセピア色のパリを思い出すと、古い恋の思い出みたいに、今でも胸がキュッと痛くなるような気持ちになります。






Muséum national d'histoire naturelle
Jardin des Plantes
36, rue Geoffroy Saint Hilaire 75005 Paris





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ルーブル美術館

Pyramide inversee.JPG パリの美術館は、18歳未満は無料のところが多いので、子供連れの場合とても助かります。そして、毎月第一日曜日は大人も無料になるので、その日は、親子でのんびり美術館巡りです。

 私たちは、たいてい第一日曜日は、ルーブル美術館に行きます。無料の日曜日なんて、絶対、混んでいてすごく並ばないといけなそうなのですが、地下のガラスの逆ピラミッドのそばの入口は、比較的すいていて、たとえ多少行列ができていても、スムーズに進んで中に入ることができます。私たちはいつも午後3時過ぎに行くのですが、その時間は、朝から来ていた人たちが帰っていく時間でもあり、館内もモナリザなどの有名作品を除いては、ゆっくり鑑賞することができます。

 息子が最初にルーブルを訪れたのは、まだ6歳の時。そのときは、旅行でパリに来ていたので、カルトミュゼを買って、あっちこっちの美術館をまわっていました。そして疲れた息子は、「もう写真のいっぱいあるところには行きたくないよ~。」(まだ絵と写真の区別がついていなかったらしいもうやだ〜(悲しい顔))と言っていたのですが、ルーブルは、教科書に載っているような有名な絵画や彫刻がいっぱいなので、今や息子のほうが、いろいろよく知っていて教えてくれたりします。
 
 ルーブルはいつも観光客でいっぱいで、外のガラスのピラミッドにある中央入口は、平日でもいつもすごい列ができています。特に朝は、「張り切って一日かけてじっくり鑑賞するぞーっ!」て人々でいっぱいなので、かなり並ぶことを覚悟しないといけません。

 しかし、地下の入口は穴場なので、ぜひこちらから入場されることをお勧めします。地下に入るには、地上からだと、中央ピラミッドからチュイルリー公園の方向を見ると、カルーゼル凱旋門が見えるので、その脇に地下に降りる階段があります。メトロから直接来る場合は、パレロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーブルで降りたら、そのまま地下を通って、ショッピングアーケード「ル・カルーゼル・デュ・ルーブル」に向かって進みます。逆ピラミッド(Pyramide inversée)はすぐに見つかるはずです。

写真は地下のナポレオンホールの逆ピラミッド。


ルーブル美術館公式サイト(日本語版)はこちら
http://www.louvre.fr/llv/commun/home.jsp?bmLocale=ja_JP