帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part4

これらの記事の続きです。


帰国生のための学校選び

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part1

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part2

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part3




このテーマの最後の記事からかなり時間が過ぎてしまいましたが、これから帰国受験を考えている方が読んでくださっているかもしれませんので、今更ですが続きを書こうと思います。


過去の記事で書きましたように、帰国生が通える可能性のある学校のタイプを以下の5種類に分けて検討してみました。



1、帰国生の持っている経験や語学力を、学校自体のバリューを上げるのに利用したい。英語ができる生徒を集めて、偏差値を上げたいし、国内の有名大学合格者や海外の大学にチャレンジするなど、一般生のモデルになってほしい。そしてもちろん帰国生が海外の学校で培った能力をもっと伸ばせるような授業の工夫や資格試験の推奨など、帰国生にとってもさらに飛躍できる環境を整えてくれている学校。


2、もうひとつはタイプは、長い海外生活で、考え方も勉強の仕方も、日本で育った子供とは違っている帰国生を、日本の教育に緩やかにソフトランディングさせてあげようというという学校。多くは、文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校であり、海外子女教育振興財団から、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることが多いです。



3、上記のタイプ以外にも、帰国枠、若干名という、普通の高校なのですが、帰国生の枠もあります、という学校もあり、試験も3教科とか5教科など、普通に科目受験をするところがほとんでです。

我が家の場合は、普通の学校では絶対無理と思い、この3番目のタイプの学校は、最初から候補に入れませんでした。


4、他にも、ほとんど、ここはインター?と思えるようなインターナショナルスクールと併設されていて、授業もいくつかは外国人生徒と一緒に受けるというような、日本の学校とは雰囲気が全く違うところもありました。


5、一般にインターナショナルスクールといわれている学校。もちろん授業は全部は英語。



現地校育ちで日本語補習校にもほとんど通っていなかった我が家の場合は、国外で長く教育を受けた子供たちがスムーズに日本社会、日本の教育制度に適応できるように、工夫がこらされた2のタイプの学校を選びました。

文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校で、海外子女教育振興財団から帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けている学校です。

帰国生たちが集まって自分たちの体験や悩みを語りあえる会が学校主催であったり、日本語や漢字力が学年相当のレベルにまで至ってない場合には、そのための特別クラスが用意されているなど、日本の教育システムや学校行事などに慣れない帰国生にきめ細やかな配慮がされていることから、いろいろな意味でほぼフランス人になっていた息子が日本の教育制度にソフトランディングするのに一番適しているのではないかと思ったのです。






帰国受験をすることに決めたのが1月になってからだったので、前年の9月にすでに説明会などは終わっており入試もとっくに終わってしまっていました。

2月に若干名の追加募集(二次募集)があることを知り、大慌てで、過去7年分の成績を取り寄せ、各教科の先生のコメントまで全て翻訳して、それまでに取得した語学関係の資格や、イギリス短期留学やパリのブリティッシュ・カウンシルの成績など、書類審査の参考になりそうな書類は全て集め、なんとかギリギリに願書を出すことができました。



7年分の成績の翻訳は膨大な量で、先生のコメントも1学期から3学期まで多彩だったので、毎日徹夜続きで、できるだけ良い印象の日本語の表現になるように翻訳作業を行いました。



また当日の入試は、英語もしくは滞在していた国の言語で書く論文だったので、受験校から過去に出されたテーマのリストをいただき、本人は論文を書く練習をしました。

B4サイズの大きな用紙に2枚にわかって書かなければいけないので、試験が始まってからもらうテーマについてよくわかっていないと書けないものです。

テーマは、日本語と英語の二ヶ国語でもらえますが、論文は息子の学習言語のフランス語で時間内に、やっとのことでなんとか1枚半以上書けたそうです。





ギリギリの受験、しかも二次募集ということもあり、滑り止めを受ける余裕はありませんでした。

本音を言うと受験した高校以外の学校は、息子に合わない(合格できない、もしくは合格できてもついていけない)と判断したので受けるつもりはありませんでしたので、背水の陣で及んだ帰国受験となりました。








内容紹介
異文化間を移動する子どもたち、とりわけ「帰国生」を取り巻く環境の変遷を概観するとともに、帰国中・高・大学生への調査結果を検証。異文化体験を通じて得た特性、異文化体験活用に対する意識とキャリアに対する考え方など帰国生の“今"を明らかにする。





息子が帰国受験してから5年の月日が経っておりますので、現在はまた違った形の学校が設立されていたり、帰国入試の形も変わっているかもしれませんので、最新の情報を探されてくださいね。














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帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part3

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前回の記事『帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part2』では、

2番目の『長い海外生活で、考え方も勉強の仕方も、日本で育った子供とは違っている帰国生を、日本の教育に緩やかにソフトランディングさせてあげようというという学校。多くは、文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校であり、海外子女教育振興財団から、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることが多いです。』というタイプの学校へ見学へ行った時の感想を書きました。


今回は、その他の学校について、感じたことを書こうと思います。
あくまでも、私の主観ですので、学校のレベルや優劣とは全く関係はありません。


当時、調べた帰国子女受け入れ校を5つのグループに分けてみたのが、こちらの記事になりますので、まだご覧になっていない方はこちらからお読みくださいませ。

この中の3番目の

『帰国枠、若干名という、普通の高校なのですが、帰国生の枠もあります、という学校もあり、試験も3教科とか5教科など、普通に科目受験をするところがほとんでです。』

というタイプの高校は、実家から近い評判の良い公立高校にも、そのタイプの帰国枠があったのですが、前回述べたような理由で、最初から除外しました。


4番目のインターナショナルスクールと併設されているタイプの学校には、私も一緒に見学に行ってきました。

その学校は、施設面や英語教育の面では申し分がなく、日本の学校というより、インターナショナルスクールに近い雰囲気でした。

校内放送も、英語と日本語が入り交じり、併設のインターの外国人生徒と合同の授業もかなりあるようで、英語、日本語両方で、高い学力が求められているように感じました。

また高校1年生から、単位制度が導入されており、時間割も選択した授業によって、生徒毎に違い、お昼休みも11時、12時、1時と、3つの時間帯に分かれており、取っている授業によって、ランチを食べる時間も日によってまちまちだということでした。

一人一人に生徒が、オリジナルな時間割となるので、普通の高校のクラス単位での活動のようなものは普通の高校と比べてかなり少なく、どちらかというと、大学生に近いような学校生活になるのではないかと感じました。

長期滞在の英語圏からの帰国、もしくはインターナショナルスクール出身で、日本らしい高校生活にこだわらないのであれば、非常に魅力的な学校だと思いました。





最後に5番目のインターナショナルスクールですが、体験授業に親子で参加してみました。
私たちが見学したのは、日本に住む外国人のためのスクールではなくて、日本人のお子さんを英語環境で教育するために設立された学校でした。
(若干名ですが、外国人のお子さんも入学されています。)

体験授業は、ネイティブのアメリカ人の先生の授業で、たいへん楽しく授業を受けることができましたが、英語の聞き取りが完全でない参加者もいたためか、英会話学校の授業のようで、アカデミック感に欠けるような気がしました。

授業で使う教科書(アメリカ現地校の教科書と同じもの)を見せてもらいましたが、理科(化学・物理)の教科書がかなり簡単だったので、疑問に思って質問してみると、高校レベルの理科の教科書は難しいので、中学レベルのものを使ってるとのことでした。

もしかしたら、それは最初だけで、レベルに応じて年齢相応の教材を使うようになるとは思いますが、これでは、英語は多少聞き取れるようになり喋りも流暢になるかもしれませんが、肝心の学力の方は、年齢相応に発達しないのではないかと感じました。

先生のお話や資料によると、卒業生は英語力を活かして有名大学へも進学しているとのことでしたが、中学レベルの理科の教科書を見た時点で、私の心は決まっていました。

日本の大学は私立文系であれば、化学も物理も勉強しなくても、入学試験を受けることができるので、それでもいいと考える人もいるでしょうし、毎日英語で授業を受けることによって、英語力は格段に伸びるでしょう。

しかし、私が求めていたのは、母国語できちんとした高校レベルの学力をつけ、さらにそれを英語やフランス語でも表現できるというのが理想だったので、英語で実際の学年相当のことが理解できないから、学年を落として簡単な内容の勉強をするというスタンスは、小学生レベルならまだしも、大学受験を控えたこの年齢ではどうなのだろうと疑問に感じました。



<続きです。>

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part4





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海外から帰国して希望する日本国内の小学校・中学校・高等学校・大学を目指す海外・帰国生のための進学資料集。資料はBiblos編集部独自の学校へのアンケートを中心に、学校が公表している最新のデータに基づいて、編集部が各対象別にまとめたもの。
(アマゾンの紹介文より)




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そして帰国受験へ

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帰国生のための学校選び - 我が家の場合

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前回の記事『帰国生のための学校選び - 我が家の場合』で、帰国生を受け入れている5種類の学校について書きました。

前回は、その中の1番目の学校についての私の印象をお話しました。
          ⤵
『帰国生の持っている経験や語学力を、学校自体のバリューを上げるのに利用したい。英語ができる生徒を集めて、偏差値を上げたいし、国内の有名大学合格者や海外の大学にチャレンジするなど、一般生のモデルになってほしい。そしてもちろん帰国生が海外の学校で培った能力をもっと伸ばせるような授業の工夫や資格試験の推奨など、帰国生にとってもさらに飛躍できる環境を整えてくれている学校。』





今回は、2番目に挙げた以下のタイプの学校について感じたことを書こうと思います。
      ⤵
『長い海外生活で、考え方も勉強の仕方も、日本で育った子供とは違っている帰国生を、日本の教育に緩やかにソフトランディングさせてあげようというという学校。多くは、文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校であり、海外子女教育振興財団から、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることが多いです。』



ここで書くことは、全て私個人の感想で、息子のバックグラウンド、性格などを鑑みて、合う、合わないを判断していますので、学校そのものの価値について述べているわけではありませんので、ご理解くださいませ。

また、住んでいる地域によって、もっと多くの選択肢があったり、もしくは選択肢があまりなかったりもするので、単なる1例として読み進めていただければと思います。






さて、この2番目のタイプの学校ですが、こちらは、私も学校見学についていくことができました。




初めての日本の学校訪問で、とても緊張していた私ですが、担当の先生のお話を聞くについて、息子にはこんな学校が合っているのではないかと思いました。


1番目の学校が、持っている資格や、これから取得してもらい資格についてなどについての話や、その学校がどれほどグローバル化に力を入れているかという話が中心だったのに対して、この2番目の学校は、どれだけ、この学校が楽しいか、どんなにこの学校の生徒が生き生きしているか、そして学校内にいじめがないこと、生徒にプレッシャーを与えずに生徒の自主性と重んじ、勉強は強制ではなく、やる子はやるしやらない子はやらない、全ては自己責任、自由は与えるけど、結果は自分で受け入れるという教育をしているとのことでした。

また、日本の教育にありがちな暗記教育に偏るのではなく、生徒同士、時には先生も混じってディベートしながら、問題解決の方法を学んでいく生徒主体の授業も取り入れており、この学校の生徒たちは、大学を卒業した後の就職活動も、比較的有利に進められる場合が多いという話でした。

大学卒業後の就職が良いという点については、この学校の自由闊達な雰囲気や自主性を重んじる教育方針により、生徒一人一人が主体的に自分で考えて行動するようになることから、ある程度、早い時期から将来についても考えるようになるのではないかと思えました。

また、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることからも、アメリカなどの現地校出身者が多く、語学(特に英語)が卓越してできる生徒が多いので、大学卒業後の就職率が良いのは、その関係もあると思われます。



他に感じたことは、学校訪問の際、多くの生徒とすれ違う機会があったのですが、どの生徒も、表情が豊かで目がキラキラ輝いていたことです。

授業の雰囲気も、廊下から、見せていただきましたが、皆がリラックスして授業を受けている姿がとても印象的でした。

(こちらに関しても、先生と学年やクラスによって、多少の違いはあると思います。)




<次回に続きます。>

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前回の記事『帰国生のための学校選び』で、帰国生受け入れ校といっても、学校によって、生徒に求めるものが違うという話をしました。



大きく分けると、

1、帰国生の持っている経験や語学力を、学校自体のバリューを上げるのに利用したい。英語ができる生徒を集めて、偏差値を上げたいし、国内の有名大学合格者や海外の大学にチャレンジするなど、一般生のモデルになってほしい。そしてもちろん帰国生が海外の学校で培った能力をもっと伸ばせるような授業の工夫や資格試験の推奨など、帰国生にとってもさらに飛躍できる環境を整えてくれている学校。


2、もうひとつはタイプは、長い海外生活で、考え方も勉強の仕方も、日本で育った子供とは違っている帰国生を、日本の教育に緩やかにソフトランディングさせてあげようというという学校。多くは、文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校であり、海外子女教育振興財団から、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることが多いです。



3、上記のタイプ以外にも、帰国枠、若干名という、普通の高校なのですが、帰国生の枠もあります、という学校もあり、試験も3教科とか5教科など、普通に科目受験をするところがほとんでです。

我が家の場合は、普通の学校では絶対無理と思い、この3番目のタイプの学校は、最初から候補に入れませんでした。


4、他にも、ほとんど、ここはインター?と思えるようなインターナショナルスクールと併設されていて、授業もいくつかは外国人生徒と一緒に受けるというような、日本の学校とは雰囲気が全く違うところもありました。


5、一般にインターナショナルスクールといわれている学校。もちろん授業は全部は英語。



さて、我が家の場合ですが、関係のない(絶対に受からない、受かってもついていけない)3以外の1と2と4の5のタイプの学校の見学に行きました。


まず、1番目の学校。

といっても、私自身は見学に付き添うことができず、後から聞いた話です。

素晴らしい。先生たちのやる気がみなぎり、語学にもすごく力を入れていて、充実した高校生活が送れそうな雰囲気。

前から知り合いだった、この学校に通っている在校生のお母さんの話では、英検、その他の語学試験も、学校側がどんどん受けさせてくれるそうで、取得した級によっては、その教科の単位としてみなしてくれる場合もあったり、生徒たちがモチベーションを持って取り組める試みがされているそうです。

毎日の宿題も、たくさん出され、小テストもしょっちゅうあるので、生徒は自然に勉強するようになる(せざるを得ない?)ので、学力がかなり上がるとも聞きました。


こう聞くとなんだかいいことばかりですが、このタイプの学校が合うのは、真面目で勉強熱心、そして向上心があり、負けず嫌いな頑張り屋さんタイプかもしれません。


説明を聞きに行った息子本人は、行ってもいいかなとけっこう乗り気だったのですが、マイペースな息子に合っているかどうか、学校の熱心さ(宿題の量など)についていけないのではないかと、親としては少し心配でした。



<次回に続きます。>

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帰国生のための学校選び


前回の『日本の学校はどこにする?』の記事からずいぶん間が空いてしまいました。

帰国受験のための参考にしようと、ずっと読んでくださっていた方がもしいたらごめんなさい。

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さて、タイトルの帰国生のための学校選びについて、私の体験をシェアしたいと思います。

まず、帰国生受け入れ校といっても、学校によって、生徒に求めるものが大きく違います。


帰国生受け入れ校として人気のある学校の中で、大きく分けて2種類あることに気づきました。


ひとつは、帰国生を集めることで、学校自体のレベルを上げたい。特に、学校のグローバル化を計り、英語の授業のレベルを上げ、大学進学率を上げたい。そして、そのことによって、国内の優秀な生徒を集めたい、と考えている学校。

この場合、むしろ、帰国生と共に学べる一般生徒にとっては、海外体験をしたことのある友人を増やすチャンスでもあり、英語などの外国語の授業の質の向上にもつながるので、学校にとっても一般生にとっても意味のあることだと言えます。もちろん、そういった役割を期待されて入学した帰国生にとっても、頑張りがいのある学校と言えるでしょう。


ただ、そういったタイプの学校が、海外で育った子供に向いているかどうかは、また別の問題です。

特に、小さい時からずっと現地校で日本人社会になじみがなかった場合や、インターナショナルスクールで、友人とのコミュニケーションも英語が中心だった場合など、日本の学校で居心地の良い居場所が見つかるのかどうかは非常に大切なことに思えます。

また、そういった学校の中には、帰国生だけの特別クラスがあり、日本の学校に通っているにもかかわらず、一般の生徒と交わることが少なく、帰国生だけで過ごす時間の方が長いという場合もあったりするようです。



もうひとつのタイプの学校として、国外で長く教育を受けた子供たちがスムーズに日本社会、日本の教育制度に適応できるように、工夫がこらされた学校です。

そのタイプの学校は、文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校であることが多く、海外子女教育振興財団からは、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることがほとんどです。

この場合、帰国生たちが集まって自分たちの体験や悩みを語りあえる会が学校主催であったり、日本語や漢字力が学年相当のレベルにまで至ってない場合には、そのための特別クラスが用意されているなど、日本の教育システムや学校行事などに慣れない帰国生にきめ細やかな配慮がされています。


上に述べたように、手探りで息子の学校を探している間に、帰国子女受け入れ校といっても、おおきく分けて2つのタイプの学校があることがわかってきたのです。





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前回の記事(そして帰国受験へ)の続きです。



無事になんとかフランスの中学を4年で卒業した息子は、その年の9月からフランスの高校生になりました。
(フランスは、小学校5年間、中学は4年間です。)


中学校卒業資格(義務教育修了資格)であるフランス全国共通テスト『Le diplôme national du brevet』の成績が、思ったほど悪くなかったので、無事に第一希望の高校から入学許可をもらうことができ、このままフランスで学校に通い続けると、このときは、親子共に思っていました。



しかし、前回の記事で書いたように、もう、帰国受験には間に合わないのでは、と思える時期に、単身で日本に帰国することを決意し、そこから、超特急で、学校探し、提出書類の準備、学校訪問、願書提出などを、目の回る忙しさでこなしていきました。


特に、日本の学校に提出する成績表の準備やその翻訳、海外での活動歴などのレポートなど、1週間ほど、徹夜続きで準備をしました。


そして学校探しです。


日本は、公立高校の無償化が始まっていました。

そして、グローバル化の流れなのか、一部の公立高校でも帰国子女枠が用意されているようでした。

その中には、偏差値の高い人気高校もありました。

しかも、帰国枠の定員は、若干名となっているところがほとんどで、仮に合格したとしても、入学してから、その若干名の帰国生がどういう扱いになるのか、他の生徒の中に混じって全く同じ授業を受けるのか、それとも、帰国生だけのクラスで3年間を過ごすことになるのか、よくわかりませんでした。


そして、一番、大きな問題は、試験科目です。

ほとんどの公立高校は、国・数・理・社・英の5教科、もしくは国・数・英の3教科の試験を、日本語で受けなければなりませんでした。

問題の内容も、日本国内の生徒と同じです。

もちろん、学校側としては、帰国生であっても、高校の授業についていける学力のある生徒に入学してもらう必要があるのですから、これは当然のことでしょう。


きっと、日本の公立高校は、グローバル化の流れの中で、英語のできる生徒はほしい、でも、外国の学校にずっと通っていて、日本の教育を全く受けていない生徒はこまるということなのでしょう。


理想の生徒像としては、海外経験は、2年以上となっているところが多いですが、長くても3、4年程度。
日本人学校に通い、内申書の成績は5段階評価で4以上。
英検は最低でも2級、できれば準1級を取得済み。
ついでに言えば、日本人のメンタリティをキープしながら、国際感覚を身につけているということでしょうか。


授業料無償化は、非常にありがたいことですが、義務教育のほとんど全てを海外の現地校で過ごした息子にとって、公立高校の受験という選択肢はないと思いました。


注:公立高校の帰国受験の内容に関しては、一部の地域の学校について調べただけですので、全国的には、上記にあてはまらない学校もあるかもしれません。


(このシリーズ、まだまだ続きます。)


海外で子育てをされている方や、学齢期の海外留学を考えている方に、少しでも参考になればと思い書いています。




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京都産業大学文化学部 国際文化学科の辻本亜也先生が、フランス人〜性質やライフスタイルという題目で、たいへん興味深い文章を大学のホームページに寄稿されています。


特に5番目のフランスの厳しい家庭と、6番目のフランスの学校生活については、私が日頃から感じていることを、たいへんわかりやすく説明してくださっています。


フランスで生活される予定の方、特にお子さんを連れて滞在の予定のある方は、参考になると思いますので、どうぞお読みになってみてくださいませ。


フランス人〜性質やライフスタイル

京都産業大学文化学部 国際文化学科 辻本亜也先生著





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ミカリュス・ブルガリスのフランス語恋愛絵日記





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思春期からの母国語ではない環境での学校生活について、私のもうひとつのブログに書いています。

海外赴任で、思春期、もしくはプレ思春期のお子さんを帯同される場合や、個人留学される場合に、参考となる記事を見つけたので、その記事について紹介しています。


また、コメント欄には、現在、海外在住で子育て中の方や、同じような経験をされたお母さんたちから、貴重な意見の数々をいただいております。



これから、海外赴任される方、お子さんの個人留学を検討されている方に、参考になるかもしれませんので、興味のある方がいらっしゃったら、コメント欄も含めて、お読みいただければと思います。



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前回の記事( → アウェイで戦うということ)の続きです。


苦しい中で、なんとか4年間の中学生活を、何度か危機はあったものの、一度も落第することなく乗り越え、14歳のときに、中学校卒業資格(義務教育修了資格)であるフランス全国共通テスト『Le diplôme national du brevet』を、mention付きで取得することができました。


息子はその結果を、とても喜んでいましたが、私のほうは、それまでの苦労が蘇り、うれしいというより、ただただ、ほっとしたというほうが、正直な気持ちでした。


でも、実は、この時点では、まだ日本の高校に行くことは、全く考えていませんでした。


私も息子も、このまま、フランスのリセに通って、大学から日本に行くことはありえるとは、思っていました。

もしくは、そのままフランスか、どこか別の国の大学に行くこともなるのかなと思っていました。
どちらかというと、日本という選択肢は、全くなかったというわけではありませんが、日本以外の大学に行くほうが、現実的なような気がしていたのです。

なので、高校から日本へという選択肢は、この時点では全くありませんでした。




そして、14歳で、フランスの高校生活が始まりました。





そして、ある冬の日、何かがふっと舞い降りたような感じで、息子は、自分で決意し、日本行きを決めたのでした。




また、その時点では、学力的、精神的に、普通の公立高校に通ってやっていけるのか、受験資格はあるのか、やはり、海外生に特別な支援の期待できる帰国生受け入れ校を探したほうがいいのか、全く知識も、情報もない状態でした。


そして、調べてみると、すでに、年が明けているその時点で、ほとんどの帰国生受け入れ校の第1回めの試験は年内に終了していて、募集人数の少ないの2月の試験に間に合うかどうかという状況だったのです。



でも、決めたからには、動かねばなりません。



まずは、学校探しからです。

たくさんのサイトを見て、募集要項をダウンロードして、そして、経験者の方々の生の声を、いろいろな方のブログや教育サイトで読ませていただきました。

そして、少しずつ、方向が定まってきたのです。



(このシリーズ、まだまだ続きます。)


海外で子育てをされている方や、学齢期の海外留学を考えている方に、少しでも参考になればと思い書いています。



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海外・帰国生のためのスクールガイドBiblos〈2012年度版〉


出版社 / 著者からの内容紹介
海外から帰国して希望する日本国内の小学校・中学校・高等学校・大学を目指す海外・帰国生のための進学資料集。資料はBiblos編集部独自の学校へのアンケートを中心に、学校が公表している最新のデータに基づいて、編集部が各対象別にまとめたもの。
(アマゾンの紹介文より)







アウェイで戦うということ

前回の記事( → 超えられない壁 - フランス現地校生活)の続きです。


骨折と落第の危機で始まったフランス中学生活。

それからも、ここでは、詳しくは触れることができませんが、気持ち安らかに過ごせたことはありませんでした。

毎学期毎、成績表が送られてくるたびに、一喜一憂し、このまま続けられるのか、インターナショナルスクールに転校したほうが良いのではないかと、真剣に学費を調べてみたり、有名な英語とフランス語のイマージョン教育をしている学校の説明会に参加してみたりもしました。

日本人学校については、中学3年生までしかないということと、その後の進路が、日本に戻るか、インターナショナルスクールにいくか、もしくは海外の日本校に通うかに、限られてしまうということで、考えにはいれませんでした。

少なくとも、一度、フランスの教育制度から離れてしまうと、フランスの現地高校への進学は、難しくなってしまいます。できないこともありませんが、認可校以外からの高校入学には、かなり高度なフランス語力を求められるので、レールをはずれてしまうのがこわかったのです。


そのような理由で、進路変更の決心もつかぬまま、4年の月日が流れていきました。

その結果、息子も私も、慣れない言葉、慣れない風習の中、自分ひとりがハンデのある外国人という弱い立場で、常にアウェイで戦うことを余儀なくされることになったのです。

学校のシステム自体が、外国人対象のインターナショナルスクールとは違って、フランスの現地校は、フランス人のための学校であり、中学、高校になるとどんどん選別が進んで、外国人の数が減っていきます。

小学校のときは、子供を現地校に通わせていた外国人家庭も、年齢が進むにつれて、自国の教育システムに戻っていくか、インターに転校していく傾向が多々ありました。

もちろん、地域によっては、移民の子どもたちが多く住んでおり、クラスには有色の子のほうが多いというところもあります。

もし、そのような地域の学校に通っていたら、また息子の学校生活も違ったものになっていたかもしれません。


ただ、後悔しているかというと、これはなんともいえません。

正直に言うと、もっと楽な選択があったのではないか、と思わないこともありません。

ただ、今まで、書いてきたのは、すべて母親の私の感想で、

息子本人に聞いてみると、

「インターにいったからといっても、うまくいくとは限らないじゃないか。」

と、涼しい顔で言っております。

「でも、たいへんだったでしょ。なにが、辛かった?」

と聞くと、

「なんにも、辛くなかった。」


「じゃあ、楽しかったの?」

という質問には、

「楽しくはなかった。だって、勉強がキライだから。あんな勉強ばっかりするとこ、好きなわけがない。」

という答え。

そして、さらに、

「フランスの学校だから、いやなんじゃない。勉強しかしない学校がおもしろいわけがない。」

とのこと。


確かに、フランスの学校は、日本のように、クラブ活動があったり、運動会、文化祭があったりするわけではなく、ただ、毎日、朝早くから学校に行って、夕方の5時、ときには6時まで授業があります。(でも、水曜日は午前中だけです。そして長期のバカンスも多いです。)

授業数も、学校によって、休講が多いとか、先生のストが多いとか、いろいろですが、息子の学校は、みっちり詰まっていました。

また、遠足や修学旅行も、先生によってあったりなかったりで、息子のいたクラスは、どのクラスも、修学旅行が企画されることはありませんでした。

「友達関係はどうだった?」

という質問には、

「フランス人と日本人の自分では、興味のあるものが違うから、一緒に遊べないので退屈だった。」

とのことでした。

日本では受ける冗談が受けない。自分が面白いと思うものを見せても、わかってもらえない。

特に、息子の好きな、日本独自のお笑いなどは、日本語をわかる友達がひとりもいなかったことで、一緒に笑い合うことができなかったのが、寂しかったようです。





(続きます。)



<これまでの記事>

日本の教育に戻るタイミング

ゆとり教育と中学受験

小学校5年生で中学生に

超えられない壁 - フランス現地校生活



こちらは、海外子女教育振興財団発行の帰国受験のバイブルです。

帰国子女のための学校便覧 2012



他にも、こんな本も出版されています。


海外・帰国生のためのスクールガイドBiblos〈2012年度版〉


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超えられない壁 - フランス現地校生活

(前回の記事 - 小学校5年生で中学生に)に書いたような理由で、フランスの学校に通いはじめて2年あまりで、中学生になってしまった息子。

最初の1年は、フランス語が母国語でない子供たちのクラスに通っていたので、フランス人の生徒に混じって授業を受けたのは、小学校最後の1年と少しだけでした。


フランスの現地校の最初は、こんな感じでした。
      バッド(下向き矢印)
みんながフランス語がペラペラに感じた特別クラス時代の様子


フランス人の子供たちは、中学に上がる前に5年間の小学校生活を送ります。
でも息子には、普通クラスに移って、フランス人の子供たちと同じ内容の授業を受けはじめてから、中学入学まで、正味1年ちょっとしかありませんでした。

中学に入学した時点で絶対的なボキャブラリーや表現力、全てが不足していたのです。

その上、私たちが住んでいたのは、パリの中でもほとんど移民がいない地区でしたので、フランスで生まれ育ち、家庭でも祖父母や親戚宅でも、常にフランス語で生活しているフランス人とは、どんなにがんばっても超えられない壁がありました。

また、息子が通っていた中学校は、遠くから住所を操作して、越境していてくるような生徒もいるような進学校だったので、外国人の子供のための補習授業などは、全く期待することはできず、「できないなら落第、それでもだめなら退学。」と、校長先生自らが宣言しているような学校でした。


そんな状況の中、中学に入学し、数学や、得意の暗唱などを頑張って、なんとかだいじょうぶかなと思える成績を、かろうじて維持していたのですが、3学期に入った頃に、友人同士のサッカーの試合中に、突然はいってきた大人のシュートを、ゴールキーパーとして止めたとき、右手首を骨折してしまったのです。


そして、3学期の筆記試験が受けられないなど、とても苦しい中学生活の序章が始まったのです。


(このシリーズ、まだまだ続きます。)



<これまでの記事>

日本の教育に戻るタイミング

ゆとり教育と中学受験

小学校5年生で中学生に




こちらは、海外子女教育振興財団発行の帰国受験のバイブルです。

帰国子女のための学校便覧 2012



他にも、こんな本も出版されています。


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小学校5年生で中学生に

前回の記事( → ゆとり教育と中学受験)で、息子が小学校5年生に上がる前に、中学受験に向けて日本に帰ったほうがいいのかと、ふと頭によぎったというようなことを書きました。

今、思い返してみると、あの頃は、常に引き返すところを頭の中に確保しておきたかったのだと思います。


今でこそ、低年齢からの留学や、親子留学、または、家族での海外移住などについて、話題にのぼったり、真剣に検討したいと考えている家庭が増えてきているような印象がありますが、私たちがフランスに移住したときは、そういった情報も今ほど豊富ではありませんでした。

震災後は、その傾向にさらに拍車がかかっている印象があり、閉塞感漂う日本から抜け出して、子供を国際人に育てたい、できれば子供だけでも留学させたいと願う家庭が増えてきているように思います。


でも、当時は、私たち親子のようなパターンは非常に珍しく、全てが手探り、試行錯誤の日々でした。


そんな中、フランスの学校に通い始めてから2年ほど過ぎた頃、まだ10歳のときに小学校を卒業することになります。

これは、息子が優秀だったのでも、飛び級したのでもなく、フランスの小学校が5年間だということと、息子の生まれ月の関係で、日本より半年ほど早く上の学年に上がることになったので、本来、そのまま日本にいたら、小学校5年生になった年の9月から、中学生になることになったのです。


このことは、フランス人の子供に比べて、背格好も、そして精神面でもまだ幼い息子にとって、たいへんなチャレンジとなり、苦しい4年間の始まりとなりました。(フランスの中学は4年間で卒業となります。)


しかし、反対に、その4年間のおかげで、これからは、どの国ででも生きていけるであろう強い精神力を身につけることができました。( ← 本人談です。親からみると、まだまだあぶなっかしい子供ですが。。。)


どれだけ、子供かというと。。。
家での勉強中はこんな感じです。あせあせ(飛び散る汗)
      バッド(下向き矢印)
あぁ、ボーイズ! 男の子って。




<このシリーズ、続きます。>



<これまでの記事>

日本の教育に戻るタイミング

ゆとり教育と中学受験



<この後の記事>

超えられない壁 - フランス現地校生活

アウェイで戦うということ

そして帰国受験へ

日本の学校はどこにする?



こちらは、海外子女教育振興財団発行の帰国受験のバイブルです。

帰国子女のための学校便覧 2012



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ゆとり教育と中学受験

前回の記事( → 日本の教育に戻るタイミング)の続きです。


試行錯誤しながらの7年間の現地校生活でしたが、日本では、この4月からカリキュラムが大幅に変更され、学習内容が増えるとのこと。

息子が小学校に上がった年にさらにゆとり教育が強化されたことを考えると、もし海外に出なかったら、義務教育全てをゆとりの教育の中で過ごしていたことになります。

ゆとり教育についての是非についてはともかく、結果的に、日本の教育界が試行錯誤している間、日本の教育から距離をおくことになりました。

かといって、フランスの教育制度も似たり寄ったりで、しょっちゅう改革案がでていますが、そのたびに大きなデモに発展したり、なかなか理想の教育にはたどり着けないようです。

そんな状況の中、日本の教育制度に戻るタイミングとして、早ければ、小学校5年生くらいからかなと思っていた時期がありました。

5年生からなら、中学受験までまだ2年間はあるし、その頃は、東京の自宅をそのままにしていたので、お受験ブームの流れに乗るのもありなのかしら。と思ったりもしていました。


<次回に続きます。>



<関連記事>

結局、フランスで中学校を卒業してしまいました。
インターでもなく、フランスの現地校だったので、いつ日本に戻るにしろ、英語をなんとかしなければいけませんでした。

フランス中学生活と英語漬けの2週間が終わって




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帰国子女のための学校便覧 2012



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日本の学校はどこにする?




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日本の教育に戻るタイミング

息子がフランスに来たのは8歳のときでした。
日本では、まだ小学校2年生。

そのころ、日本では、ゆとり教育が加速化し、息子が小学校にあがる年から、さらに教科書が薄くなり、内容もずっと簡単になっていました。

だからといって、日本の教育を受けなくてもだいじょうぶと思っていたわけではなかったのですが、まだ低学年、まだまだ取り返しがつくだろう、外国の学校に通って、日本とは違う文化に触れて、そして、いいタイミングで日本に戻ればよいと思っていたのでした。


それから7年の月日が過ぎて。。。

息子は、フランスの現地校で、義務教育を終了し、リセ(高校)に通うようになりました。
これまでも、節目、節目で、帰国のタイミングを伺っていたのですが、そのたびに、もう少しだいじょうぶ、もう少し続けないと、今ならフランス語も中途半端になってしまう。。。などと、自分なりに言い訳、そして納得しながら、ここまできたのでした。


(このシリーズ、続きます。)


<関連記事>

フランス語が全くわからないまま、突然、現地校に。

懐かしいパリの小学校

8歳の音楽のノート(Cahier de musique)



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