帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part4

これらの記事の続きです。


帰国生のための学校選び

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part1

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part2

帰国生のための学校選び - 我が家の場合 part3




このテーマの最後の記事からかなり時間が過ぎてしまいましたが、これから帰国受験を考えている方が読んでくださっているかもしれませんので、今更ですが続きを書こうと思います。


過去の記事で書きましたように、帰国生が通える可能性のある学校のタイプを以下の5種類に分けて検討してみました。



1、帰国生の持っている経験や語学力を、学校自体のバリューを上げるのに利用したい。英語ができる生徒を集めて、偏差値を上げたいし、国内の有名大学合格者や海外の大学にチャレンジするなど、一般生のモデルになってほしい。そしてもちろん帰国生が海外の学校で培った能力をもっと伸ばせるような授業の工夫や資格試験の推奨など、帰国生にとってもさらに飛躍できる環境を整えてくれている学校。


2、もうひとつはタイプは、長い海外生活で、考え方も勉強の仕方も、日本で育った子供とは違っている帰国生を、日本の教育に緩やかにソフトランディングさせてあげようというという学校。多くは、文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校であり、海外子女教育振興財団から、帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けていることが多いです。



3、上記のタイプ以外にも、帰国枠、若干名という、普通の高校なのですが、帰国生の枠もあります、という学校もあり、試験も3教科とか5教科など、普通に科目受験をするところがほとんでです。

我が家の場合は、普通の学校では絶対無理と思い、この3番目のタイプの学校は、最初から候補に入れませんでした。


4、他にも、ほとんど、ここはインター?と思えるようなインターナショナルスクールと併設されていて、授業もいくつかは外国人生徒と一緒に受けるというような、日本の学校とは雰囲気が全く違うところもありました。


5、一般にインターナショナルスクールといわれている学校。もちろん授業は全部は英語。



現地校育ちで日本語補習校にもほとんど通っていなかった我が家の場合は、国外で長く教育を受けた子供たちがスムーズに日本社会、日本の教育制度に適応できるように、工夫がこらされた2のタイプの学校を選びました。

文部科学省が「帰国生徒受け入れ校」として設立した学校で、海外子女教育振興財団から帰国子女受け入れを主たる目的として設置された高等学校としてA1群指定を受けている学校です。

帰国生たちが集まって自分たちの体験や悩みを語りあえる会が学校主催であったり、日本語や漢字力が学年相当のレベルにまで至ってない場合には、そのための特別クラスが用意されているなど、日本の教育システムや学校行事などに慣れない帰国生にきめ細やかな配慮がされていることから、いろいろな意味でほぼフランス人になっていた息子が日本の教育制度にソフトランディングするのに一番適しているのではないかと思ったのです。






帰国受験をすることに決めたのが1月になってからだったので、前年の9月にすでに説明会などは終わっており入試もとっくに終わってしまっていました。

2月に若干名の追加募集(二次募集)があることを知り、大慌てで、過去7年分の成績を取り寄せ、各教科の先生のコメントまで全て翻訳して、それまでに取得した語学関係の資格や、イギリス短期留学やパリのブリティッシュ・カウンシルの成績など、書類審査の参考になりそうな書類は全て集め、なんとかギリギリに願書を出すことができました。



7年分の成績の翻訳は膨大な量で、先生のコメントも1学期から3学期まで多彩だったので、毎日徹夜続きで、できるだけ良い印象の日本語の表現になるように翻訳作業を行いました。



また当日の入試は、英語もしくは滞在していた国の言語で書く論文だったので、受験校から過去に出されたテーマのリストをいただき、本人は論文を書く練習をしました。

B4サイズの大きな用紙に2枚にわかって書かなければいけないので、試験が始まってからもらうテーマについてよくわかっていないと書けないものです。

テーマは、日本語と英語の二ヶ国語でもらえますが、論文は息子の学習言語のフランス語で時間内に、やっとのことでなんとか1枚半以上書けたそうです。





ギリギリの受験、しかも二次募集ということもあり、滑り止めを受ける余裕はありませんでした。

本音を言うと受験した高校以外の学校は、息子に合わない(合格できない、もしくは合格できてもついていけない)と判断したので受けるつもりはありませんでしたので、背水の陣で及んだ帰国受験となりました。








内容紹介
異文化間を移動する子どもたち、とりわけ「帰国生」を取り巻く環境の変遷を概観するとともに、帰国中・高・大学生への調査結果を検証。異文化体験を通じて得た特性、異文化体験活用に対する意識とキャリアに対する考え方など帰国生の“今"を明らかにする。





息子が帰国受験してから5年の月日が経っておりますので、現在はまた違った形の学校が設立されていたり、帰国入試の形も変わっているかもしれませんので、最新の情報を探されてくださいね。














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