聖書を読もう - 旧約聖書編


フランスに限らず、キリスト教文化の色濃い、西洋圏で暮らすのに必要なのは聖書の知識です。
特に、現地の学校に通う子供たちにとって、家族との会話や行事など、日常生活の中で学んでいくこれらの知識があるのとないのとでは、文系科目の理解力の大きな差につながります。

フランスの歴史のテストでは、よく、宗教画を見て、何を表しているのか、聖書のどの場面なのかを答えさせる問題がでますし、フランス語(国語)の授業で読む古典小説も、聖書の知識があると、もっと深く楽しめる場面が多々登場します。


息子の宿題や教科書をみていて、私自身の知識の少なさを痛感し、こんな本を買って読んでみました。



まずは、私の一押し、「小説聖書ー旧約編」です。

意外や意外、人間味溢れる神と人間たちが繰り広げる信頼と裏切りの数々。
多くの登場実物の名前を覚えることから、最初のほうで、もう読むのをやめたくなったが、がんばって読む続けていくと、どんどん引き込まれていきました。

詳しくは、アマゾンのレビューで、皆さんが感想を書いていらっしゃるので、そちらをお読みくださいませ。

私は、この本のおかげで、おおまかですが、旧約聖書に流れている思想みたいなものを理解できたように思えます。




小説「聖書」旧約篇


天地創造の不思議、モーセの出エジプト、ダビデとソロモンの栄華、そしてバビロンの捕囚まで、聖書をほぼ全編にわたって内容に忠実に小説化。波瀾万丈の人間ドラマが、映画を観るようにあざやかによみがえる。(アマゾンの紹介文より)





そして、絵本作家のピーター ディキンスンによって、子供たちに語りかけるように書かれた「聖書・伝説物語」。

私は、有名なエピソードを、上記の「小説聖書ー旧約編」と平行して読んでいきました。
語り口は、全然違うのですが、同じエピソードを違う角度から書いてあるので、一緒に読むことで理解がさらに深まったような気がしています。




聖書伝説物語―楽園追放から黄金の都陥落まで


人類史上最大のベストセラー「聖書」の代表的なエピソードが、ディキンスンの巧みな構成と語り口で、ファンタジックな物語として甦った。フォアマンの魅力的な挿し絵とともに楽しむ傑作物語集。カーネギー賞に輝く名著。(アマゾンの紹介文より)




こちらは、阿刀田高さんの旧約聖書、入門書。
私は、これを、上記の小説タイプの聖書を読んだ後の復習として読みました。
小説タイプの旧約聖書によって、だいたいのエピソードを知った後に読んだので、阿刀田氏が、面白おかしく語っている内容が、「ああ、あの場面のことね。」とよくわかり、入門書とされているけれど、ある程度の知識をつけてから読むと、さらに共感できると思います。



旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)

「旧約聖書」を読んだことがありますか? 天地創造を扱う創世記あたりはともかく、面倒なレビ記、申命記付近で挫折という方に福音です! 預言書を競馬になぞらえ、ヨブ記をミュージカルに仕立て、全体の構成をするめにたとえ――あらゆる意味での西欧の原点「旧約聖書」の世界を、松葉末節は切り捨て、エッセンスのみを抽出して解説した、阿刀田式古典ダイジェストの決定版。(アマゾンの紹介文より)





小説タイプのものを読む時間がないという方には、こちらのダイジェスト版も、コンパクトにまとまっていて読みやすいです。
個人的には、小説タイプで流れを理解したほうが、ストーリーが心に残りやすいので、忙しい人向きかなと思います。




面白いほどよくわかる聖書のすべて―天地創造からイエスの教え・復活の謎まで (学校で教えない教科書)


聖書の世界を名場面形式でやさしく解説。とくに後世の文学や絵画に影響を与えた感動的なシーンはすべて網羅し、「世界の常識」である聖書のダイジェスト・ストーリーを120分で読めるよう構成されています。(アマゾンの紹介文より)




以上、私の読んだ本を紹介しましたが、これら以外にも、旧約聖書を元にした多くの小説や漫画が出版されているようですから、西洋の文化に親しみ、映画や小説をより深く理解し楽しむために、こういった入門書から読みはじめてみてはいかがでしょうか。









フランス語を勉強中の方へ
ミカリュスとグランヌヌスの日常生活を日仏対訳付きで絵日記にしました。
フランスの普通の暮らし、おいしいもの、フランス現地校生活、日本逆留学体験など、軽いタッチで書いています。
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ミカリュス・ブルガリスのフランス語恋愛絵日記

フランスの中学校の課題図書

息子の部屋の本棚を整理しています。

そして、もう読み終わった本などを処分しようと、思い切った本の断捨離をしているところです。

売れそうなきれいなものをブックオフに持って行きます。
今は、フランス語と英語の書籍を扱うブックオフもパリにあるので、たいへん便利になりました。



こちらは、何年生のときか忘れましたが、息子がフランスの中学生だったころの課題図書です。


エミール・ゾラの短編集です。
『オリビエ・ベカーユの死」など、数編の短編小説が入っています。

image-20130501161544.png



たぶん11才くらいの時に、読まされていたような記憶があります。
フランス語自体はそれほど難しくありませんが、クラシックな文学作品は、表現が古くさいので、慣れないとちょっと抵抗があります。

フランスの子どもたちは、小さい頃から、古典作品をいやというほど読まされるので、本をしっかり読む子は、どんどん成績も上がっていき、優秀な子が多いです。
(これは、日本も同じかな。)



息子の古い本を読み返してたら、断捨離は全然進みませんね。




日本のアマゾンでは、日本語か英語のものしか見つかりませんでした。

エミール・ゾラの傑作を2点。
原作に挑戦する前に、日本語でストーリーを把握しておくと、かなり楽に読めます。
たくさんの表現も自然と覚えることができるので、語学の勉強には原書を読むことはとても効果的だと思います。



居酒屋 (新潮文庫 (ソ-1-3))


内容紹介
洗濯女ジェルヴェーズは、二人の子供と共に、帽子屋ランチエに棄てられ、ブリキ職人クーポーと結婚する。彼女は洗濯屋を開くことを夢見て死にもの狂いで働き、慎ましい幸福を得るが、そこに再びランチエが割り込んでくる……。《ルーゴン・マッカール叢書》の第7巻にあたる本書は、19世紀パリ下層階級の悲惨な人間群像を描き出し、ゾラを自然主義文学の中心作家たらしめた力作。
(アマゾンの紹介文より)




ナナ (新潮文庫)


内容紹介
名作『居酒屋』の女主人公の娘としてパリの労働者街に生れたナナ。生れながらの美貌に、成長するにしたがって豊満な肉体を加えた彼女は、全裸に近い姿で突然ヴァリエテ座の舞台に登場した。パリ社交界はこの淫蕩な“ヴィナス"の出現に圧倒される。高級娼婦でもあるナナは、近づく名士たちから巨額の金を巻きあげ、次々とその全生活を破滅させてゆく。自然主義作家ゾラの最大傑作。
(アマゾンの紹介文より)










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