言語別しきり(アンテナ)と直接教授法(Direct Method)の関係について

前回の記事( - 多言語が混ざらない理由)には、同じように多言語育児をしているお母さん方から、そして、ご自身がすでにバイリンガルやマルチリンガルとして、活躍していらっしゃる方から、多くのメッセージやコメントをいただき、ありがとうございました。


頭の中の言語別しきりのことや、言語別アンテナについて、なんとなくそうなんじゃないかなと思っていたことを、同じように感じていらっしゃる方とブログを通して交流することができ、たいへんうれしく思っています。



以前、フリーの翻訳者として働いていらしたhorimamaさまのブログで、この記事をとりあげてくださいました。

こちらです。
  バッド(下向き矢印)
外国語が“本当に”できるようになるには?


この記事にあるように、一度、日本語を介してある言語を学んでしまうと、どうしてもその言語と日本語の間にきちんとしたしきりができにくいような気がします。



また、長くアメリカ暮らしをされており、2人のバイリンガルのお子様を育てていらしゃっるmmさまも、言語別のアンテナについてたいへん興味深いエピソードを書いてくださいました。

こちらです。
  バッド(下向き矢印)
英語耳の不思議


この記事の中の、日本の小学校での英語の授業のエピソード、とても興味深いです。



これらの、他の方が書かれた記事を読んで、ますます、日本の学校での英語教育について考えさせられてしまいました。

私は英語は中学1年生から、フランス語は大学に入ってから学びはじめましたが、どちらも日本語を介しての授業でした。

ひとつひとつの単語を日本語で何というのかを覚えて、英作文のときも頭の中でまず日本語を思い浮かべてから、習ったとおりの構文に組み立てていく作業をするという、それは、今思うと、まるで、パズルのようで、学校のテストでどんなに良い点数をとっても、実際のコミュニケーションの場面では、全く役に立たないものでした。


そんな自分の経験もあって、息子には、語学は直接教授法(Direct Method)で接してきました。

英語のビデオを観ているときも、英語の歌を聴いたり歌ったりしているときも、聞こえてきた英語を日本語に訳してあげることは決してしませんでした。
もちろん、絵本を読んであげるときも、ただ、絵を眺めながら英語を読むだけです。

子どもがわかっていてもわかっていなくて、いいと思っていました。

外国に住んでいる子どもは、みんなそうだからです。

英語のプレスクールなどに通われているお子さんたちも、みんな直接教授法ですよね。


また、フランス語に関しては、息子がフランスの学校に通いはじめたのが、8歳のときですから、言語の臨界期という意味では、ぎりぎりのところだったと思いますが、フランス語しか話せない先生とフランス人しかいない環境の中で、まさにフランス語のシャワーを一日中浴び続けて、彼の脳にフランス語のしきりができたのだと思います。


反対に、語学を勉強として学びはじめた私は、どんなに語彙の数が息子より多くとも、どんなに多くの難しい表現を知っていても、それは知識でしか過ぎず、私の古びた脳は、そんなためこんだ知識を、ギシギシという音とともに、できるだけ早く探し出して変換させようとしている性能の悪い旧式のスペックのコンピューターのようだと、最近つくづく思うのでした。




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パリの空港のマクドナルド

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パリのシャルル・ド・ゴール空港、


ターミナル1の地下一階にあるマクドナルドは、広々として子連れのときに便利です。


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すぐ、そばには、オムツ交換の小部屋のある比較的すいているトイレもあるので、赤ちゃん連れのときも安心です。


<関連記事>

パリの空港でオムツ交換するなら




こちらは、6ヶ月の赤ちゃんを連れてスペインを旅したおぐにあやこさんの本。
彼女は、ひとりで赤ちゃんを連れていったみたいだけど、私は、ひとりだとちょっと不安かも。

誰か、もうひとり大人がいればいいけれど。

できれば、もう少し、子どもが大きくなってから、子どもと一緒に、街の景色や食べ物を楽しみたいなと思います。



ベイビーパッカーでいこう!―赤ん坊とザック担いでスペインの旅






Avec ma Maman―子どもと行くパリの旅案内

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私が、パリに子どもと一緒に通いはじめたのは、息子が6歳になったばかりのころでした。

このにむらじゅんこさんの本にあるように、パリに来る度に、フランスの子どもたちが聴いている童謡のCDアルバムや、絵本などを買うのが楽しみでした。

フランスの子ども向けの人形劇「ギニョール」にも何度も通いました。

パリの普通の公園でも、息子をいっぱい遊ばせました。

まだ、パリに住んでいなくても、まるで、もう住民のひとりになったように、毎日、メトロに乗って、バスに乗って、マルシェで買い物をして。。。


当時は、こんな素敵な本はなかったけれど、あの頃の楽しかった頃の思い出がいっぱい詰まっている本です。


Avec ma Maman―子どもと行くパリの旅案内


子どもと行くパリの旅案内1.jpg子どもと行くパリの旅案内2.jpg子どもと行くパリの旅案内3.jpg子どもと行くパリの旅案内4.jpg子どもと行くパリの旅案内5.jpg



かわいいもの大好きなママンと、未来のママンへ。
そしてパリを愛するすべての人へ送る、新しいパリの旅案内 ☆


1999年以来、フランスの出生率は、ヨーロッパ第1位。
そのため、子育てに対する意識はひじょうに高く、子どもにまつわるビジネスも熱くなっています。ホテルやレストランでも子どものためのサービスをどんどん導入するようになりました。
モード界も子どもに注目し、パリは新しいブランドやショップであふれ、子ども向けカルチャーも充実しています。日本でも「子ども」は、今注目のキーワード。
子ども先進国パリには、ライフスタイルに彩りを加える、様々なヒントがありそうです……
※「アヴェック マ ママン」とは、「おかあさんといっしょ」という意味です!


本書は、基本的なガイドに加え、パリの今がわかるコラム&インタビューが満載。『illustlation』『MOE』でも紹介され、ファン急増中のデザイナー、ナタリー・レテのインタビューや、大人も聴いてみたくなる子どものためのCDアルバム、レトロな絵本や伝統的なお菓子・おもちゃの数々を紹介。
回転木馬のある公園や、セーヌ川の古い船をリフォームした子ども専用テアトル、ファッションショーにも使われる水族館など、パリの魅力をたっぷりと詰め込みました。
また、困った時に役立つ、日本語の通じる連絡先や病院、フランス語ミニ会話集も収録。
(本のページ写真及び、紹介文は、アマゾン・ジャパンよりお借りしました。)


Avec ma Maman―子どもと行くパリの旅案内





パリの空港でオムツ交換するなら

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パリのシャルル・ド・ゴール空港。


ターミナル1の地下一階のトイレに、赤ちゃんのオムツ交換のための小部屋がありました。

壁の絵がカラフルでかわいい。かわいい

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こちらは、大人用トイレ。

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ターミナル1の地下は、広々としたマクドナルドがあって、子供連れで時間待ちするには、時間帯にもよりますが、比較的、人が少なくてゆっくりできます。




実は、パリは、意外に子どもに優しい街。
おしゃれなママにはうれしい、安くて素敵な子供服もいっぱいで、公園だって、いつも清潔でキレイなのです。


親子のためのパリ案内―パリジェンヌに学ぶ子育てスタイル パリジェンヌ流人生の楽しみ方を学ぶ旅




アウェイで戦うということ

前回の記事( → 超えられない壁 - フランス現地校生活)の続きです。


骨折と落第の危機で始まったフランス中学生活。

それからも、ここでは、詳しくは触れることができませんが、気持ち安らかに過ごせたことはありませんでした。

毎学期毎、成績表が送られてくるたびに、一喜一憂し、このまま続けられるのか、インターナショナルスクールに転校したほうが良いのではないかと、真剣に学費を調べてみたり、有名な英語とフランス語のイマージョン教育をしている学校の説明会に参加してみたりもしました。

日本人学校については、中学3年生までしかないということと、その後の進路が、日本に戻るか、インターナショナルスクールにいくか、もしくは海外の日本校に通うかに、限られてしまうということで、考えにはいれませんでした。

少なくとも、一度、フランスの教育制度から離れてしまうと、フランスの現地高校への進学は、難しくなってしまいます。できないこともありませんが、認可校以外からの高校入学には、かなり高度なフランス語力を求められるので、レールをはずれてしまうのがこわかったのです。


そのような理由で、進路変更の決心もつかぬまま、4年の月日が流れていきました。

その結果、息子も私も、慣れない言葉、慣れない風習の中、自分ひとりがハンデのある外国人という弱い立場で、常にアウェイで戦うことを余儀なくされることになったのです。

学校のシステム自体が、外国人対象のインターナショナルスクールとは違って、フランスの現地校は、フランス人のための学校であり、中学、高校になるとどんどん選別が進んで、外国人の数が減っていきます。

小学校のときは、子供を現地校に通わせていた外国人家庭も、年齢が進むにつれて、自国の教育システムに戻っていくか、インターに転校していく傾向が多々ありました。

もちろん、地域によっては、移民の子どもたちが多く住んでおり、クラスには有色の子のほうが多いというところもあります。

もし、そのような地域の学校に通っていたら、また息子の学校生活も違ったものになっていたかもしれません。


ただ、後悔しているかというと、これはなんともいえません。

正直に言うと、もっと楽な選択があったのではないか、と思わないこともありません。

ただ、今まで、書いてきたのは、すべて母親の私の感想で、

息子本人に聞いてみると、

「インターにいったからといっても、うまくいくとは限らないじゃないか。」

と、涼しい顔で言っております。

「でも、たいへんだったでしょ。なにが、辛かった?」

と聞くと、

「なんにも、辛くなかった。」


「じゃあ、楽しかったの?」

という質問には、

「楽しくはなかった。だって、勉強がキライだから。あんな勉強ばっかりするとこ、好きなわけがない。」

という答え。

そして、さらに、

「フランスの学校だから、いやなんじゃない。勉強しかしない学校がおもしろいわけがない。」

とのこと。


確かに、フランスの学校は、日本のように、クラブ活動があったり、運動会、文化祭があったりするわけではなく、ただ、毎日、朝早くから学校に行って、夕方の5時、ときには6時まで授業があります。(でも、水曜日は午前中だけです。そして長期のバカンスも多いです。)

授業数も、学校によって、休講が多いとか、先生のストが多いとか、いろいろですが、息子の学校は、みっちり詰まっていました。

また、遠足や修学旅行も、先生によってあったりなかったりで、息子のいたクラスは、どのクラスも、修学旅行が企画されることはありませんでした。

「友達関係はどうだった?」

という質問には、

「フランス人と日本人の自分では、興味のあるものが違うから、一緒に遊べないので退屈だった。」

とのことでした。

日本では受ける冗談が受けない。自分が面白いと思うものを見せても、わかってもらえない。

特に、息子の好きな、日本独自のお笑いなどは、日本語をわかる友達がひとりもいなかったことで、一緒に笑い合うことができなかったのが、寂しかったようです。





(続きます。)



<これまでの記事>

日本の教育に戻るタイミング

ゆとり教育と中学受験

小学校5年生で中学生に

超えられない壁 - フランス現地校生活



こちらは、海外子女教育振興財団発行の帰国受験のバイブルです。

帰国子女のための学校便覧 2012



他にも、こんな本も出版されています。


海外・帰国生のためのスクールガイドBiblos〈2012年度版〉


出版社 / 著者からの内容紹介
海外から帰国して希望する日本国内の小学校・中学校・高等学校・大学を目指す海外・帰国生のための進学資料集。資料はBiblos編集部独自の学校へのアンケートを中心に、学校が公表している最新のデータに基づいて、編集部が各対象別にまとめたもの。
(アマゾンの紹介文より)





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